INTERVIEW

2019.4.4

【新・動画時代】世界中に開発事例がない、新しい概念をつくる

2012年に創業した私たちフレイ・スリー。新時代の新しい動画広告を確立させるべく、全国の中小企業が自ら簡単に動画広告を作って配信できるソリューション「1ROLL(ワンロール)」を開発しました。作った動画は、WebサイトやECサイト、SNS等で簡単に配信することが可能で、すでに多くの企業で業績アップなどの効果が見られています。この革新的なソリューションを開発したのが、たったひとりの開発者 リードエンジニアの青木諭。創業からジョインし、世にないサービスを生み出した青木が、開発スタイルやフレイ・スリーの開発者としての醍醐味などを語ります。

青木 諭

エンジニア

株式会社フレイ・スリーにて、動画撮影編集アプリケーション及び動画管理・配信クラウドサービスの設計開発を担当。フロントからバックエンド、AWSを用いたインフラまで広く携わっています。

世界で前例のない価値観を持つサービスを開発

フレイ・スリーは、テレビCMなどを作るピラミッドフィルムの社内ベンチャーとして2012年に立ち上がった会社です。僕は当時、クラウドサービスを運営する会社で開発に携わっていたのですが、以前ピラミッドフィルムグループで開発を担当していたこともあり、創業の際に「一緒にやらないか」と声をかけてもらってジョインしました。

フレイ・スリーが追求しているのは、常に変化する社会に適した、新しい動画広告のあり方。スマホとSNSの浸透によって個人が簡単に情報発信できる社会になった今、テレビCMやインターネット動画広告での「一方的な情報発信」が、時代と合わなくなってきたんですね。 

一方的な情報発信は、それを求めていない人にも届いてしまうため、結果的に「嫌われる広告」になってしまいます。そうではなく、求めている人に求められている情報がきちんと届けられる世界観を作るべきで、企業が最適な動画コミュニケーションを取れる仕組みを作りたいと考えました。 

そうして出来上がったのが「1ROLL」です。これは、代表の石田をはじめ社内のメンバーが、かつて動画制作のプロとして行なっていた、企画・構成・演出・音楽・編集をテンプレート化したもの。ユーザーは、テンプレートに沿ってスマホアプリで動画を撮影するだけで、編集作業も自動で完了するクラウドサービスです。 

作った動画は、ECサイトの商品ページやWebサイトでの会社紹介・施設紹介ページ、SNSなどで簡単に配信可能。 

しかも、1ROLLは月額数万円からの利用ができる非常に低コストのサービスのため、「動画は高いお金を支払って制作会社に作ってもらうもの」から、「プロのクオリティの動画を自分たちで作るもの」という、新しい価値観を創出できたと思っています。 

開発にあたって大変だったのは、当時世界中のどこにも同じような仕組みの開発事例が存在しなかったことーー。映像ディレクターが作るストーリーのある動画をテンプレートという汎用的な規格に落とし込むための設計や、そのテンプレートを映像ディレクター自身が作成するシステムの開発、アプリで複数の動画をテンプレートにしたがってレンダリングしたりエフェクトを加えたりする機能、導入する企業の業種によって、テンプレートの汎用性をチューニングしたりするなど、正解がわからない部分は多くあったんです。 

それでも、数ヶ月後にはサービスをリリースすることができました。そのタイミングで、僕以外でもシステム運用ができ、またできるだけ管理に手間をかけないようなサーバー側の仕組みも構築しました。管理画面などのクローズドなシステムは、障害時やアクセス負荷に対応するようオートスケール、動画を配信するプレイヤーなどのパブリックな部分はサーバレスアーキテクチャを取り入れることで対障害性を高めたことは、少人数のフレイ・スリーがコストをかけずに1ROLLを成長させるドライブになったと思っています。

リアルなお客様の声を聞きながら、最適な機能改善をしていく

現在1ROLLは、不動産やEコマース、旅行、人材採用、事業紹介、美容などある程度業種を絞り、常に時代を半歩先読みしながら、新しい機能を追加するなどのブラッシュアップを続けています。その過程では、お客様から直接話を聞くことや感謝される機会も多くあり、新しい機能を実装後はテストに協力いただくケースもあります。

たとえば、「動画をECサイトに載せたあと、どこまで再生して購入ボタンを押したのか・押さなかったのかを検証したい」というニーズをいただいたときのこと。もともと、1ROLLは動画を配信するプレイヤーがあり、再生履歴など視聴解析データは管理画面からわかるようになっているんですね。 

ただ、「購入ボタン」を押す・押さないは、プレイヤーの外で起こることなので管理画面では把握できません。そこで、この課題を解決できるAPIを開発し、必要なお客様にご自身で実装してもらおうと考えたんです。ですが、いざ開発して蓋を開けてみると、中小企業は実装する開発リソースがなかったり、大企業は開発会社を挟む手間や予算・稟議の問題で実装が難しいことがわかりました。 

お客様のマーケティング活動や現場に新たな手間を生んではいけない、その視点が欠けていたことを反省しましたね。現在は、お客様側の開発リソースを割かずにマーケティング担当だけで検証できるよう、グーグルタグマネージャーと1ROLLを連携させた仕組みを作っている最中です。 

この他にも、「社内に動画を共有する場所が欲しい」との声から、クローズドで動画を共有できる仕組みも作りました。共有する動画とは、1ROLLの使い方や社内ルール、新入社員向けのマニュアルなどです。 

普段から動画を使ったコミュニケーションに触れてもらうことは、テキストでは伝わりにくい事柄も動画なら直感的に理解できることや、1ROLLがいかに簡単に動画を作れるかなどを体感することにもつながります。今後は、この動画の共有の場がどのように使われていくかに注視しながら、最適な仕組みへと進化させたいと考えています。

2人目の開発者、求む

フレイ・スリーの開発は、PMの視点を持って事業全体を見渡しながらサービスを作っていくスタイルです。しかも、今は僕一人なので、何をすべきかの優先順位づけと素早い意思決定をしながら、大きな裁量を持ってフロントもバックエンドも開発を進めています。

1ROLLには、まだまだ実現すべき魅力的なアイデアがたくさんありますが、一人ですべて設計や意思決定をしているため、相談でき、提案してくれる仲間が欲しい。何気ない会話からひらめくことは多々あるはずなので、今のスタートアップのフェーズに参加して、世の中にない価値あるサービスを一緒に作り上げたい人は、ぜひ話を聞きに来てください。 

開発チームをつくり、社会的意義のあるクオリティの高いソリューションを作っていくーー。その両方に責任ある立場で参加できるでしょう。 

世の中に新しい概念、価値観を作り出すフレイ・スリー。世界中を探しても開発事例のないサービスなので、実現できるかわからないことが多いぶん、開発者冥利に尽きます。やりたいこと・やらないといけないことは無限にあるので、新しく加わっていただける人と共に、新しい世界を作っていきたいと思っています。

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